町名由来の地
蟠住山 龍淵寺
蟠住山は、"ばんじゅうざん" と思われますが、定かではありません。
"蟠" は、"とぐろ" とも読みます。ちょっと、おどろおどろしいですね。
お寺の名前は、"りょうえんじ" と読みます。
実は、このお寺の前を毎日の様に通っているのですが、いつも門が閉まっていて、ずっと無人のお寺なのかなと思っていました。
小径を出ると、視界が開けて広い境内に出ますが、その手前左手に、幹の太い、大きな木があります。
案内看板によると、これは マニ車 (経車) と呼ばれる物で、中にお経が入っていて、時計回りに1度回すと、お経を1巻読むのと同じ御利益があるそうです。
境内の一番奥に、本堂があります。
扉には鍵がかかっている様で中には入れませんでした。
本堂の左手の地面に、仏足石なるものがあります。
説明書きによると、古代インドでは仏像ではなく、この様な足跡などで仏の存在を象徴していたとの事。
履物を脱いで、上がっても良い様です。
境内の建物群。
如意輪観音像。
文化3 (西暦1806) 年作だそうです。
このお寺は曹洞宗なので、やはり観音様を拝むんですね。
秋葉三尺坊のお堂。
ここから400mほど南にある 秋葉山 慈眼寺 を建てた方ですね。
七福神の石碑、というか、レリーフがあります。
左から、毘沙門天 (武勇・守護) • 惠比須 (商業) • 寿老人 (長寿)d • 大黒天 (農業) • 弁財天 (学問・芸能) • 布袋尊 (子宝・繁栄) • 福禄寿 (財宝・健康)
赤池 地名発祥の地の碑 |
境内の旧山門付近に、「赤池 地名発祥地」という石碑があります。
それによると、天文元 (西暦1532) 年頃、蟠住山の西の崖下に泉が湧出し、清浄で眼病に効いたので、閼伽水 (あかみず・功徳水) と呼ばれ、それがやがて池となり、閼伽池 (あかいけ) と呼ばれたのが、現在の赤池町の名前の由来になったという事です。
旧山門 |
こちらが、旧山門。
左手すぐ近くに、境内に入って最初に紹介した、スダジイがあります。
境内を出て、旧山門を外側から。
旧山門に登って行く坂の入口。
いつも、ここを通っていたので、無人のお寺かと思っていた訳です。
金毘羅さんの由来についても解説の看板があり、それによると、インドのクンピーラ (神格化されたワニ) が、仏教伝来と共に日本に伝わったものだそうです。
ちょっと分かりづらいですが、細道の途中に石橋があったり、結構凝った造りになっています。
【住所】愛知県日進市赤池町西組 110
龍淵寺の隣にキリスト教の教会があり、その向こう側の細い路地に沿って繁盛川という小さな川が流れていますが、そこの川を挟んで教会側が日進市赤池町、反対側が名古屋市天白区です。
それでは、また次回もよろしくお願いいたします。
ランキングに参加しています。こちらをクリックしていただけると嬉しいです。
↓
0 件のコメント:
コメントを投稿