9月 04, 2019

大湯環状列石・ストーンサークル (秋田県鹿角市・古代遺跡)【アーカイブ】Stone Circle

今なお謎 (?) の遺跡


【お断り】

この記事は、2015年10月9日にアメーバブログに投稿したもののアーカイブです。現在とは周囲の状況が異なる可能性がある事をご理解の上、お読みいただければ幸いです。




遺跡が好きな割にはそれ程詳しい訳ではないので、学術的に新しい知識はこの記事からは特に得られませんので悪しからず。

大湯環状列石 (ストーンサークル) は、縄文時代の祭祀跡とされている遺跡で、秋田県の北東部、鹿角市十和田の河岸段丘に開けた田園地帯にあります。

野中堂環状列石

住所 : 秋田県鹿角市十和田大湯万座 13

行ったのは今年 (2015年) の5月31日。
月山神社本宮 を参拝した次の日です。
我ながらよく歩いたものだ。


県道66号線を挟んで2つの遺跡群がある

県道66号線を挟んで二つの遺跡群に分かれています。

万座環状列石

先ずこちらが、道路の西側にあるストーンサークル、万座環状列石 
規模はこちらの方が大きく、見応えがあります。


万座環状列石

無数の石が、多少いびつながら直径40m程の円形に並べられています。

万座環状列石

木の柱が立てられていた跡が地面に残っていて、そこに掘っ建て小屋の様な住居が再現されています。

万座環状列石

これが、謎の決定版!
"日時計" と呼ばれているものです。
県道で分けられた2つのストーンサークルの両方に1つづつあります。
ストーンサークルとは、たくさんの石が環状 (サークル) に並べられている事がその名の由来ですが、この円形の "日時計" がストーンサークルのイメージを決定付けている様な気がします。


野中堂環状列石

ここから、道路の東側にある、もう一つのストーンサークル、野中堂環状列石 です。

野中堂環状列石

万座環状列石よりは石の数も少なく、住居跡もありませんが、サークルの大きさは同じくらいあります。

野中堂環状列石

そして、これが野中堂環状列石の "日時計" 。
大湯環状列石の画像として先ず最初に出て来るのは、この子でしょう。
いわば、ストーンサークルの象徴の様な存在です。

野中堂環状列石

実際に見てみると、ちょっと遠くてあまりじっくりと観察する事は出来ません。
一眼レフでもあるとバッチリなのでしょうが、iPhoneのカメラだと、写真に撮ってもこんなものです。
見出しの写真は、1つ上の写真をギリギリまで拡大したものです。


万座環状列石

古代人が何の為にこんなものを造ったのか、完全に理解する事はもはや出来ないのかも知れません。非常に高度な精神活動によるものかも知れませんし、或いは古代人にとっては取るに足らない、ごく日常的な習慣だったかも知れません。
ここに来て、当時の人と同じ場所に暫く佇んでいると、何か不思議な声を聴く事が出来るかも知れませんよ。





それでは、今回はこの辺で。
また次回もよろしくお願い致します。



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