大森の変わり様に感慨もひとしお
横浜よりも数日前に行った東京旅行の二日目、もう大体の予定を消化して名古屋に帰るだけの状態で、妻と大森で暫しのんびりしました。
その時入ったのが サンマルクカフェ 大森山王店 。大森駅の北口よりもう少し北にあります。
二人とも、宿泊したホテルの朝食ブッフェでたくさん食べていたのでそれほどお腹も空いておらず、軽く済まそうという事で選んだのが、こちらのランチセット。
じゃがバターデニッシュ+チョコクロ+カフェラテMサイズ 530円 (税別) |
こちらは妻が選んだ、カフェラテとじゃがバターデニッシュ、チョコクロで480円のセットで、カフェラテをプラス50円でMサイズにして530円です。
ベーコンとチーズと共に焼き上げられたデニッシュは、惣菜パンとスイーツの中間といった感じで、香ばしくて甘く、食事の様なおやつの様なパンです。
チョコクロは、バターが香るパリパリのクロワッサンの中にチョコレートが仕込まれていて、パンですが完全にスイーツという感じ。甘いもの好きには堪りません。
照り焼きグリルチキンバーガー+ホワイトチョコクロ+野菜ジュース 620円 (税別) |
鶏の照り焼きハンバーガーに、シュガーパウダーがかかった白いチョコクロ。
ドリンクはヘルシーに野菜ジュースにしてみました。
照り焼きグリルチキンバーガー |
ホワイトチョコクロは名前の通りシュガーパウダーがかけられていて表面が白くなっていますが、中にもホワイトチョコレートが入っていて、オリジナルのチョコクロを更に甘く、マイルドにした感じでした。
野菜ジュースはニンジンをメインにしたフルーツ風味の甘い味付け。"一日分の野菜" 的な感じで普通に飲みやすかったです。
ブレンド M 250円 (税別) |
苦味が強く、コクがあって美味しいコーヒーでした。この肉厚のマグカップを口に当てた時の感触が良いですし、写真だとちょっと分かりづらいかもしれませんが、取っ手の端が繋がっていないデザインが面白いんです。
店舗外観 |
ガラス扉に書かれた案内には、1階が完全禁煙で34席、2階が分煙で、禁煙36席、喫煙29席とありました。
今回は1階の入り口横の席にしました。
旅行の荷物があったのと、分煙はどうしても扉の開け閉めの際に臭いが漏れるのが避けられないと思うので。
トイレが2階にあるので上がる機会があったのですが、喫煙室は一応、完全に仕切られてはいました。
奥行きのある店内はテーブルや椅子のサイズにも余裕があり、ジャズが静かに流れていて、居心地が良かったです。
ランチタイムサービスは午前11時から午後3時まで。
並んだパン類とチョコクロ、指定のドリンクを組み合わせて選びます。ドリンクは+50円でMサイズに出来ます。
レシート上は、単品の値段の合計から値引きされる形になっていました。
チョコクロは2種類。
ホワイトの方が10円高いですが、セットにするとどちらでも同じ値段になるみたいです。
今回は妻の用事で偶然訪れる事になったのですが、僕は昔、大森に住んでいた事があるので、当時を思い出して周辺を少し散策してみました。
サンマルクカフェは、住んでいた頃は無かった店です。当時はここに何があったかなんて、思い出しようもありませんけど。
つまり、大森駅は大森の北西の端っこにあるという事になります。
ついでに言うと、京急線の大森海岸駅があるのは、ギリギリ南大井です。
東京を離れてからも、機会があって1度訪れた事があり、今回が2度目です。
このサンマルクカフェの、交差点を挟んで向かい側に建つ山王アーバンライフというビルに、チャンポンを出す中華料理店があったのを憶えていて、また食べられたらいいなと思っていたのですが、無くなってしまった様ですね。
この店、名前はもう思い出せないのですが、当時はチャンポンを食べられるのはチェーン店のリンガーハットぐらいしか無く、個人の店で出しているのは珍しかったので、殊更印象に残っています。店のお婆ちゃんが、中華料理屋なのに、食後に「コーヒー飲む?」と聞いてくれるのも面白くてよく憶えています。
この店が無くなってしまって本当に残念です。ビルのテナントも随分入れ替わっていて、全体的に綺麗になっている様な気がしました。
今回、大森を訪ねてもう一つ驚いたのが、ダイシン百貨店がドンキホーテになっていた事です。
大森といえばダイシンといえるほど地元に密着したデパート (?) で、住んでいた頃は食料品や日用品などをよく買いに行ったものです。
僕が大森に引っ越したのは今から20年近く前で、ダイシンの向かいのセブンイレブンがまだ銭湯だった頃です。その裏手の住宅地の中のアパートに住んでいたのですが、今回、ちょっと寄り道して見に行ってみたら、まだそのままありました。
池上通り沿いの商店街も、乾物屋や豆屋などの古い店はだいたいそのまま残っていました。大田区に大きな花の卸売市場がある為か、やたら多いと思っていた花屋も、年末である事も手伝ってか、相変わらず盛況の様でした。
駅前のうどん屋や喜多方ラーメンの坂内、肉のハナマサなど、変わらないものを見ると嬉しくなります。一風堂のシロマルベースは、僕が中延に移ってから出来た店だったでしょうか。
山王の丘の上に高級住宅街が控えているせいか、銀行よりも証券や信託の窓口の方が目に付くのも相変わらず。
一方、池上通りの東側の狭い階段を下りた界隈にある飲み屋街も、それほど変わらずに残っていました。もちろん、ここら辺りの店が開くのは夜なので、賑わいの程は分かりませんが。
今度また大森を訪れる事があるかどうかは分かりませんが、いつまでも変わらないところも残っていて欲しいと思います。
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