超年季の入った土鍋を手に入れました
今回は、名古屋めしの代表、味噌煮込みうどんです。
店で食べた事はそんなに無いんですが、寿がきや食品のインスタント物は日常的にお世話になっています。
しかし、今回はちょっと違い...
味噌煮込みうどん |
パッと見、普通の味噌煮込みうどんに見えるかも知れませんが、実は食器というか、味噌煮込みうどんでは調理器具も兼ねているんですが、その土鍋が特別の物でして。
鶴喜 (天白区平針) |
先日、地元・平針で40年間営業を続けてきた手打ち蕎麦屋「鶴喜」が閉店しました。
その翌日から、店で使っていた食器や調度類の処分をしていて、最初の数日は、食器は間に合っているので何も貰うつもりは無かったのですが、数日過ぎたあるひどい嵐の日、最後に残っていた土鍋と湯呑みひとつづつが雨ざらしになっているのを見て、「残り物には福がある」かと思って持ち帰りました。
地元の店ですが、結局1回しか行けなかった鶴喜さん。
しかも、食べたのは蕎麦じゃなくラーメンだったという...。
こちらは蕎麦とうどんは店主自らの手打ち、つけ汁もずっと継ぎ足しで使い続けられたものとの事でした。
老夫婦で切り盛りされていたので、引退されてたのでしょうね。
一度は蕎麦をいただいてみたかった...。
こちらがその土鍋。
かなり前に、名駅の上にある山本屋本店で味噌煮込みうどんを食べた時も、えらく年季の入った土鍋で食べた記憶があります。
その時は蓋が付いていて、その蒸気抜きの穴が無い、味噌煮込みうどん用独特の蓋を取り皿代わりにして食べたものですが、今回のこの土鍋には蓋は付いていませんでした。
他の土鍋にも付いていなかったし、本体より先に蓋が壊れるというのもあまり無いと思うので、最初から蓋は付いていなかったのかなと思います。
それにしてもこれはすごいなぁ。
表面の、新品の頃は光沢があったと思われる所は削れてザラザラの手触りになり、上の縁は焦げ付いて黒ずんだ上に、何ヵ所か縦に深くビシッとヒビが入って、ワイヤーで補強されています。
このヒビ同士が繋がらないうちは何とか大丈夫という事でしょうか。
我が家で使っている大きい方の土鍋も、飯炊きに鍋料理に日々大活躍なので、細かいヒビがたくさんついているんですが、まだまだイケるんでしょうね。
とにかく使ってみましょう。
折角なので、いつもの寿がきやインスタントではなく、近所のスーパーで買った「喜久屋」(略字:㐂久屋) のスープ、七味唐辛子付き生麺タイプを使ってみました。
他の材料は、鶏肩肉、卵、かまぼこ、油揚げ、ニンジン、ネギ、椎茸。
それに、水450㎖。
基本的な作り方は、鍋に定量の湯を沸かして麺をそのまま入れ、4~5分煮てからスープの素を加え、1分煮込んで出来上がりです。
今回は、水の状態でニンジンと椎茸。
沸騰してから麺、ネギ、鶏肉。
スープの素を加えてから油揚げとかまぼこ。
火を止める直前に生卵、というタイミングで加えて行き、食べる前に添付の唐辛子をかけました。
添付のスープは、かなりねっとりとした八丁味噌中心の濃い茶色のもの。
八丁味噌は勿論ですが、ムロアジ節の強い風味も "名古屋の味" の象徴を言えるでしょう。
麺は平打ちのモチッとした感じのもので、寿がきやインスタントを食べ慣れていると普通ですが、山本屋のイメージで食べると全く別物です。
やっぱりあの太くて硬い豪快な麺は、山本屋独特のものなのでしょうか?
では、動画です。
今回は味噌煮込みうどんというよりも、超絶年季の入った土鍋を主役にしてみました。
味噌煮込みうどんの老舗店では、よくこんな感じの土鍋で提供していますよね。
それが我が家にあるというのが、とても嬉しいです。
BGMはオリジナルです。
いかがでしたか?
まさか最初の使用で割れちゃわないだろうなとちょっとヒヤヒヤしましたが、取り敢えず大丈夫でした (笑)
あとどれくらい使えるものなのか分かりませんが、末永く大事にしていきたいと思います。
では、今回はこの辺で。
また次回もよろしくお願い致します。
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