12月 17, 2020

秋田のだまこ鍋【動画付き】“Damako” Hot pot cooking

 郷土料理


だまこ鍋を取り皿に盛り付け
だまこ鍋

以前も同じものを書いたかも知れませんが、このだまこ鍋というのは秋田の郷土料理として有名なきりたんぽの簡単バージョンです。

だまこ

たんぽを家庭で作るのはちょっと面倒 (串をどうするのかとか、どうやって焼くのかとか) なので、ご飯をすり鉢とすりこぎで潰すという作業まで同じ様にしたら、後は手で握って玉にしてしまいます。
玉だから “だまこ” 。

土鍋でだまこ鍋

従って他の具材はきりたんぽと同じです。
基本は比内地鶏、セリ、舞茸、ごぼう。ここまではマスト。
後はお好みで油揚げとしらたき。
山菜や大根、ニンジンなども山の田舎の鍋らしい感じですが、基本の具材には入っていません。同じ秋田という事で魚醤である “しょっつる” を入れるバージョンも聞きますが、同じ秋田といっても正反対に位置する地方の物なので、馴染みが無いです。

と言っても、今回のだまこ鍋も何から何まで正統という訳ではありません。
第一、比内地鶏なんてその辺では売っていないので、今回は出汁取りも兼ねて普通のブロイラーの手羽元を最初から煮込みました。
水と料理酒で1時間以上煮込んでからごぼうと舞茸を入れ、醤油で味付けしたらしらたきが無かったのでこんにゃくを加え、煮立ってきたら油揚げ、ネギ、セリの根を入れてまた暫く煮込み、食べる時にだまこ、食べる直前にセリを入れ、ひと煮立ち…いや、セリは食卓で入れてそのまま食事スタートですね。

だまこ鍋を取り皿に盛り付け

取り皿に分けていただきます。

だまこ鍋のだまこ

だまこは手羽元を煮込んでいる間にゆっくり作りました。
炊き立てが理想ですが、今回は前日炊いたご飯をレンチンしました。別にこれでも普通に出来ます。

ご飯は適当に潰す、いわゆる “半殺し”


潰すのは完全にではなく、ざっとやった方が汁が良く染みて美味しいです。
この潰し加減が、いわゆる “半殺し” です。

だまこ鍋に入れた手羽元

手羽元は良く煮込んだので身はホロホロ。
軟骨もポリポリ噛んで食べられました。

そして具材を全部食べたら汁は取って置き…

だまこ鍋の翌朝のうどん

翌朝、冷凍うどんを入れて煮込みました。
秋田では、まただまこを入れて続きをやるみたいですが、今回作っただまこは夕食で全部食べてしまったので。

だまこ鍋の〆のうどんをリフトアップ

うどんも鶏や舞茸、セリなどから良い出汁が出ているので最高でした。

では、今回の動画をご覧ください。
鶏を煮込むところから翌朝のうどんまで入っています。
BGMはオリジナルです。





いかがでしたか?
具材の種類は控えめですが、どれも良い味を出す物が厳選されていますので、素朴で強く、旨味の多い鍋だと思います。


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最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、今回はこの辺で。
また次回もよろしくお願い致します。



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