GarageBand によるオリジナル曲を紹介 (宣伝 笑) するシリーズ第4弾。
久々に自作曲について書きたいと思います。今回は Round and Round という曲です。
Round and Round:ぐるぐる回る。同じ場所を何度も何度も巡っているという感じでしょうか。
曲もそんなイメージで、途中で一度ブレイクしますが、それ以外はずっと同じフレーズを演奏し続けています。こういうのが苦手な人にとっては耐え難いほど退屈な曲かも知れませんが、僕は大好きです。
70年代のジャーマンロックで、クラウトロック (Krautrock) と呼ばれた種類のバンドがありますが、今でもよく聴きます。
色々なタイプのバンドがありますが、例えば Can の Future Days というアルバムや Tangerine Dream の Zeit 、Faust のファーストアルバム、その他、Kraftwerk 、Kluster と Cluster ("K"クラスター、"C"クラスター等と分けて呼ばれたりしますが) など、CDやYouTubeでしょっちゅう聴いています。
因みに、Kraut はドイツ語でキャベツを意味します。
ドイツ人を指して「キャベツ野郎」的な差別用語だという説もある様ですが、そういうスラングは僕は良く分かりません。使う時は気を付けたいとは思いますが。
クラウトロックは同じリフやフレーズを長時間繰り返す曲が多いので、どこを切っても同じという意味で、剥いても剥いても同じものが出て来るキャベツになぞらえたのではないかと思っています。日本の物で例えるなら、差し詰め金太郎飴でしょうか。タマネギもそんな感じですよね。
因みに、日本でも馴染みのあるザワークラウト (Sauerkraut=酢漬けキャベツ) のザワーは酢っぱい、つまり英語で言うと、サワー (sour) です。
これが GarageBand 上の曲の全貌です。
珍しく7トラックも使っているので、スクショ2枚になりました。画面表示の関係で、生のベースとシンセが2枚とも写っています。
この曲は、前半がドラムマシーンとシンセベース、後半が生のドラムとエレキベースに分かれています。
前半のテクノ的な音から、途中でバンドの生演奏っぽい感じに入れ替わるところが聴かせどころと自負しています。
前半のドラムマシーンは打ち込みではなく手入力で、1セクション分を録音して複製しました。
シンセベースは Hyper Dance という音を使っています。
曲の最初から最後まで鳴り続けているシンセは Plucky Synth という音で、これは複数の鍵盤を抑えると、曲のリズムに合わせてそのスケール上の音を勝手に行き来してくれるので面白いです。
最後の方で入って来るホーンセクションも、キーボードの中に入っている音です。
この曲は、クラウトロックの様に延々と続くような長い曲にしたかったので、1セクションを32小節と、かなり長めに設定しました。
セクション数はA~Zの26個と決まっているので、長い曲を作ろうと思ったら、セクション内の小節数を増やす事になります。
セクション内の小節数は自由に設定できるので、多くすればかなり長い曲を作る事が可能です。しかしそうすると、手入力していて途中でミスしたらそのセクションを最初からやり直ししなければならなくなるので、その度に泣けてきます。そこは忍耐あるのみですね。
細かく編集出来る事は出来ますが。
ここからは、アートワークの話を。
これがこの曲のアイコンです。
うろこ雲と、それから透けて見える太陽。これは動画の中の一コマをスクショして加工したものです。
動画はずっと空が写っていて、たまに橋みたいな物の下を通過していますが、これは自転車のカゴの中にiPhoneを空に向けて置き、自宅の近所にある円形の歩道橋をぐるぐる周回しながら撮りました。
これがその、円形の歩道橋。
名古屋市天白区の原一丁目交差点にあります。
国道302号と県道56号の交差点で、歩道橋の更に上を名古屋第二環状自動車道が通っています。動画で定期的に映っている橋の様なものは、この名二環の陸橋という訳です。
因みに、この交差点の角には吉野家平針店がありますが、この辺りは地下鉄鶴舞線の平針駅よりも、隣の原駅の方が地理的に近いです。
この歩道橋の上を自転車で30分ぐらいぐるぐる回って (Round and Round!) 撮影したものの中から、変なものが写っていない個所を11分間切り取り、動画を作りました。
今回も、取り敢えず不審者扱いはされずに済みました(笑)
ついでですが、この曲はもう一つ、僕の料理動画にも使っています。
18分近くの動画ですが、Round and Round を1曲完奏して更に中間部まで入っています。
この動画に合わせて18分の曲にしようかとも思ったのですが、さすがにそれはやり過ぎなので、ちょうど中間部で一旦静かになるところまで入るように長さを調節しました。
実はこの動画を撮っている時にしゃべりを失敗してしまい、動画編集ソフトを持っていない為に編集する事も出来ず、しょうがないので何か曲を作って入れて、失敗したしゃべりを消してしまおうと思ったのがこんな長い曲を作るそもそもの動機だったりします(笑)
今のところ、まだ紹介していない GarageBand を使った曲の動画がもう2本ありますが、只今、インドネシア料理を作っている動画の為にインドネシアの民族音楽にインスパイアされた曲を製作中です。
完成したら、またこのブログで紹介させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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