夕暮れ時にセンチメンタルなレゲエを
久しぶりの GarageBand による自作曲の特集です。
もう5回目ですが、また勝手に自作曲の紹介がてら宣伝させていただきます。
今回は Sunset in peace という曲です。
一日の終わりを平和に、静かに迎える様子、というか願望を描いています。
曲調は基本的にのんびりとしたレゲエ調ですが、サビの部分は哀愁を帯びた、ちょっと悲しい感じに変わります。
曲の長さは6分48秒。
以下の2枚の写真が GarageBand の画面表示です。相変わらず、iPadではなくiPhoneユーザーです(笑)
1枚目の写真が曲の全貌。
5トラックしか使っていないので、本当にこれが全てです。
今回は1セクションが短いので、AからZまで26セクションをフルに使いました。
2枚目が最初のセクションだけを表示したもの。
1段目が P-Bass という音で、これはたぶんフェンダーのプレシジョンベースを意識したネーミングだと思いますが、スタンダードなベースを指で弾いた音です。
2段目が SoCal という、名前の由来は分かりませんが普通の生のドラム音です。
これと、5段目の Trap Door というドラムマシーンの、パーカッション系の音を組み合わせて使っています。
因みに、ドラムもドラムマシーンも全部手打ち入力です。
3段目が、サビの部分で一番目立っているキーボードの音で、Classic Rock Organ 。70年代のハードロックで聴かれる様な、ハモンドオルガン的な音です。
レゲエでクラシックロックはおかしいかなとも思ったのですが、試しにやってみるとかなりいい感じだったのでそのまま使いました。
本物の鍵盤と違い、表面が真っ平らのツルツルなので、ピャラララ~が思いっきりラフに弾けます(笑)
4段目が Classic Clean という、フルアコっぽいギターの音です。
レゲエ独特の後ノリのリズムはオルガンにやらせておいて、このギターは単弾きのリフに専念しています。
またまた因みに、サビの部分のアルペジオももちろん手入力ですが、iPhoneの小さい画面でやるのは結構至難の業でしたよ(笑)
ここからはアートワークの話を、なぜか地元紹介も兼ねてしてみたいと思います。
Sunset in Peace |
これがこの曲のアイコンです。
夕日に染まる空と街並みと木が写っています。
これは、下の写真の遠景の部分をトリミングしたもので、明るさをだいぶ変えています。
元の写真は曲の出来るかなり前に、家の近所を歩いていて凄く綺麗な夕日だったので思わず撮ったものですが、家に帰って写真を見て、まるで大爆発でもあったみたいだと思いました。
それで何となくPCに保存していたのですが、この曲が出来た時、平和 → 夕日という連想から、あ、あの写真だ!となり、あっという間に出来上がりました。
写真を撮った場所はちょうど坂道の頂上で、眼下に住宅地が広がり、西の彼方に太陽が沈んで行っています。
上の写真を撮ったのが真夏で、下の写真が最近撮った12月の同じ場所です。
アイコン写真で木と重なり合っている三角形のものが、木よりも向こう側にある白い建物である事がはっきりと分かります。
あの白い建物が何なのか、実はこの時点では僕も知らなかったので、ある日、あそこを目指して自転車で探しに出掛けてみました。
大体の方角は分かっていたのですが、距離感がよく掴めずに少々時間を食ってしまいましたが、遂に分かりました。
名古屋市天白区中平にある東海学園高校の変わった屋根(?)でした。
町の色んな場所から見えるので、あれは何だろう?とはたまに思ってはいたのですが、探しに行こうとまで思ったのは今回が初めてでした。
分かったからそれが何か?という感じですが(笑)
因みに、アイコン写真に写っている木は、国道302号線を挟んで手前にある細口下公園にある、この木です。
冬になり、すっかり葉も落ちてしまって寂しい感じですが、これはこれで趣きがありますよね?
そして、動画の撮影場所ですが、本当は、アイコンに使ったそもそもの写真を撮った場所に行き、日が沈んで行く様子が撮れればと思っていたのですが、季節が変わると当然太陽の沈む方向も変わります。
もう、あの場所に日は沈まないと知って焦った僕は自転車で走り回り、日没が撮影できる場所を探し回りました。
色々走り回って見つけたのが、天白区の隣の緑区にある、鳴海配水塔 のそば。
配水塔というのは、取水場から浄水場を経て送られてきた水道水を各家庭や施設に配水する為のもので、この鳴海配水塔は名古屋市緑区桃山にある、名古屋市上下水道局の施設です。
国道302号線の黒沢台四丁目交差点から西に向かうと見えて来ますが、住宅地の中に聳え立つ、優勝カップを逆さまに置いた様な構造物は特徴的でとてもユニーク。
そういえばこんな建物があったなと近寄って行ってみたら、上手い具合に日が傾いていて、しかもその夕日に向かって飛行機が長い飛行機雲をひきながら向かって行っているのが見えました。
これは良い!と思ってすぐに撮り始めたものが、そのままこの曲の動画になったという訳です。
これが、動画とほぼ同じ位置から撮った写真です。
動画とは空模様も時間も全く違うので、これもまた雰囲気が随分と異なりますね。
こういう訳で、この曲と動画とアイコンは、別々に持っていた幾つかの異なるイメージが上手い具合に合致して完成しました。
のんびりとしたレゲエの中に沸き上がる物悲しいメロディーは、一日の終わりを平和な気持ちで迎えたいという切なる願いと、それが叶わなかった人々の悲しみを表現しています。
あの夕空の飛行機に乗っている人たちが、どうかみんな安心できる自分の場所に帰り着けますように。
飛行機が無事に飛んでいる姿というものは、今や平和の象徴の様な気がしませんか?
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