1月 05, 2018

GarageBand で曲作り【6】Reverie (Debussy)

最凶のドビュッシー


GarageBand による自作曲を紹介するブログ、今回で6回目です。
毎度、拙い曲の宣伝にお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
今回の曲は Reverie という曲で、副題からも分かる通り、ドビュッシー (Claude Achille Debussyの "Reverie, L. 68" 、日本では「夢」或いは「夢想」という曲名で呼ばれている曲です。
余談ですが、言葉上ザックリと言って、夢は寝ている時に見るもの、夢想は起きている時にするものです。
でも、その意味からすると "将来の夢" という表現は矛盾していますね。
英語にも dream と reverie があり、American dream なんて言いますから、多分 reverie 或いは夢想という言葉には、意志や希望という概念は含まれていないのでしょう。


話が逸れましたが、これが YouTube にアップした自作動画です。
ドビュッシーが心底好きな人にほど、お聞かせするのが怖い気がしますが、かなりけたたましいアレンジになりました。
ドビュッシーも、もしこれを聴いたら腰を抜かすでしょう(笑)
或いは、ドビュッシー自身はこの Reverie を気に入ってはいなかったらしいので、好きにしろと言うかもしれませんが。

Reverie (Debussy) by W.D.Libaston https://youtu.be/nunTgGGt-ls
これが GarageBand の表示画面で、今回は7トラック使っているので全体の表示は2枚に渡っています。
2枚目の3段目までは1枚目とダブっている事をご了承ください。
Reverie (Debussy) by W.D.Libaston https://youtu.be/nunTgGGt-ls

1段目が Grand Piano
名前の通りグランドピアノの音で、原曲 Reverie のイントロからエンディングまで、ずっと左右いずれかのパートを演奏しています。
実際に両手で弾ける訳でもないし楽譜を見た事も無いので、YouTube で曲を聴いて耳でコピーし、印象的なイントロと、同じメロディーの中間部以外はほぼ、右手のパートをやりました。

2段目がドラムの SoCal 。普通のドラムの音で、なぜかいつもこれを使ってしまいます。
そしていつもの事ながら、全て手打ち入力です。
テンポの速いパートは根性あるのみ(笑)

3段目が Colossal Synth Base 。今回はエレキベースは使わずに、全てこのシンセベースにしました。
普通のエレキベースのチューニングだと出せない音があったというのがそもそもの理由でしたが、どうせ鍵盤を使うならと、かなり低音まで鳴らしてみました。
中間部でシーケンサーを使っているように聴こえる部分がありますが、もちろん手打ち入力です。やり方が分かればシーケンサーにしてみたいのですけどね。

4段目は Hard Rock 。パワーコード中心のエレキギターのパートです。静まる感じのパートでは単弾きもやっています。

5段目は Roots Rock 。アイコンはギブソンレスポールっぽいですが、クリーントーンの5~60年代風の音です。かなりエコーを効かせて、主に静かなパートのバッキングに使いました。

6段目、2枚目の4段目になりますが、これは Mighty Wobble Bass という音で、シンセベースの中の一つなのですが、面白い音なので盛り上がる部分に使いました。凄く変な音です(笑)
名前の由来は分かりませんが、Wobble と聞いて思い出すのは PiL (Public Image Limited)Jah Wobble (ジャー・ウーブル〈ウォブル〉) ですね。関係あるかは知りませんが、この人もベーシストです。

7段目、2枚目の5段目ですが、これはイントロのピアノパートの最後に入っている僕の声で、GarageBand は人の声も録音する事が出来る様になっています。
曲にヴォーカルを使った事はまだ無いのですが、ここにちょっと掛け声を入れるとカッコいいかなと思ってやってみました。
声を入れたのはこの1セクションだけです。

Reverie (Debussy) by W.D.Libaston https://youtu.be/nunTgGGt-ls
これは、1セクション目のピアノだけのイントロの後に続く2セクション目の表示で、ドラムとシンセベース、ギターが加わって来ます。
ピアノは原曲の右手のパートを演奏し、クリーントーンのギターが左手のパートを引き継いで、途中からメインのギターのパワーコードに変わります。



Reverie (Debussy) by W.D.Libaston https://youtu.be/nunTgGGt-ls
これは5セクション目の表示。
一度ドカンと来てから一旦静まり、再び盛り上がって来る部分です。
一番下の、フラットラインの様にスーッと一本線になっているのが Mighty Wobble Bass で、画面から指を離さずに端から端まで行ったり来たりスライドさせると、ギュイーンというかブシューというか、そんな感じの面白い音になります。




ここからはドビュッシーの話を少し。

ドビュッシーは昔から好きでした。
亜麻色の髪の乙女月の光 など、ピアノ曲が有名ですが、僕は弦楽四重奏曲などの室内楽が好きで、特に Danse sacree et danse profaneSonata for Fiute, Viola and Harp が気に入っています。
なぜいきなり原題で書くかというと、この2曲は昔買ったこちらの James GalwayMarisa Robles"Clair de Lune" という輸入盤のCDでずっと聴いていて、邦題を知らないからです。
多分2曲目は「フルート、ビオラとハープの為のソナタ」でしょうけど。
それで、このCDの中に Reverie も収録されているのですが、これがフルートとハープの演奏に編曲されていて、僕はこの曲が元々ピアノ曲だとは知らずにずっと聴いていたのです。
ただ、なんとなくこの曲はバンド演奏風に作り変えてみたいなと思っていて、今回こうなったという訳です。
このCDのライナーノーツで、Reverie はドビュッシーが少ない時間でササっと書いた曲みたいに解説されていて、本人的には上手く書けた曲だとは思っていないんだろうなという事が想像出来ます。
因みに、この曲の邦題を知ったのは、今回 GarageBand でこれを作る為に YouTube で検索していて偶然に、でした。

これがこのCDの収録曲です。
このCDは、ドビュッシーの色々な曲がアレンジされて収録されていて、未だにタイトルどころか原曲がどんなものか知らない曲がいくつかあります。
良く知らないアーティストの作品は、最初は取り敢えず分かる言葉で解説されているもので聴いた方が良いのかもしれませんね。
それでも今のところ、6トラック目 La Fille aux cheveux de lin が「亜麻色の髪の乙女」、10トラック目 Clair de lune が「月の光」、11トラック目 Reverie が「夢」である事が判明しています。





ここからはアートワークの話を。

Reverie (Debussy) by W.D.Libaston https://youtu.be/nunTgGGt-ls

これがこの曲のアイコンです。
これは名古屋市天白区平針の地元の氏神様である 針名神社 の参道で撮った写真です。

参道
参道入口
こちらが針名神社の入口の鳥居と狛犬。
この前は砂利の駐車場になっていて、奥に続くちょっと長い参道の途中に手水舎があります。
手水舎
手水舎

参道
ただし、動画を撮影したのは正面の参道ではなく、こちらの南側にある小さい方の参道です。
こちらはあまり人気のない、細い道に面した参道で、階段のある狭い坂道になっています。
動画の最初の方に写っている狛犬は、向かって右側の、口を開けた方です。
動画では怪獣みたいに扱われていますが、狛犬は決して怪獣ではありません。
参道
この階段を下りながら動画を撮影しました。
動画をご覧いただければ分かる通り、雨が降っていて参拝客は他におらず、また、iPhone のカメラをかなりのズームにして撮影していて、決して御神域に侵入している訳ではありませんのでご了承ください。
参道も御神域といえばそうなりますが。
また、決して鳥居や参道の真ん中に立ったりもしていません。
拝殿
参道を下り切ると、左手から来るメインの大きな参道と合流します。
由緒書き
門の脇にある由緒書き
立派な門があり、その奥に拝殿が見えます。




拝殿

こちらが拝殿。
もう夕闇が迫っていて、撮影の少し前にお賽銭箱などは撤収されてしまいました。
拝殿の左奥の林の中に摂社が佇んでいて、その奥には稲荷神社もありますが、僕はお稲荷さんとは相性が良くないので写真はNG。
摂社
摂社

由緒書き
拝殿脇にある由緒書きです。
この「針名神社の歴史」の中に記述されている、「現在地より800m北の天白川左岸」という場所がどこなのか、ずっと気になっているのですが、未だに不明のままです。
いつだったか巫女さんに聞いてみた事があるのですが、分からないと言われました。
いつか突き止めたいと思っています。










音楽の話からだいぶ逸れましたが、色んな事にあちこち関心が向いてしまう性格なのでご了承ください。
またよろしくお願いいたします。


ランキングに参加しています。こちらをクリックしていただけると有難いです。
    ↓

0 件のコメント:

コメントを投稿