2月 07, 2018

GarageBand で曲作り【9】Noodles Dub

ラーメンを食べている動画にBGMを入れてみました


こんにちは。
GarageBand で作ったオリジナル曲を宣伝するシリーズ。9回目となる今回は、Noodles Dub という曲です。
YouTube にアップした動画のタイトルは、「ラーメン福 with Love (Dub)」。



冗談みたいななタイトルですが、まぁ、半分以上は本当に冗談で、この曲はラーメンを食べている時に撮った動画にBGMとして挿入する為に作ったものです。
動画が1分28秒と短かく、それに合わせて曲も同じ長さに調整したので、展開が幾分せわしなくなってしまいました。

曲調は久々のレゲエですが、中でもちょっと難解なダブ(Dub)を取り入れています。
これは70年代からあるもので、広場などでレゲエをラジカセでかけて大勢で踊る時に、音をマイクで拾ってそれにディレイをかけ、反響させてカオスな感じを演出したものです。(当然ですが日本ではなく、レゲエの本場であるジャマイカでの話です)
好みの分かれる音楽で、レゲエの好きな人でも嫌がる人がいるのですが、80年代にイギリスのパンクバンド The Clash がかなり大々的に取り入れて、シングルのB面にA面の曲のダブバージョンが入っていたり、アルバム中にも収録曲の他に、そのダブバージョンが入っていたりしていました。
今では普通に聞く「〇〇バージョン」とか「〇〇リミックス」とか言う呼び方は、このダブバージョンというのがハシリだった様な気がします。


それでは、GarageBand の表示画面を使って曲の解説をしてみたいと思います。

Noodles Dub
Noodles Dub 全曲(1)
最初の2枚のスクショ写真が、GarageBand 上のこの曲の全貌です。
今回は短いので5セクションだけですが、
全部で7トラック使っています。
表示の関係で、1枚目の下2段(空白の段を含む)と、2枚目の上2段はダブっていますのでご了承ください。

Noodles Dub
Noodles Dub 全曲(2)
1段目は P-bass という、フィンガーピッキングのエレキベースの音です。
終始、単調なパターンのベースラインをひいています。

2段目は SoCal 。いつもの生のドラム音です。
今回はシンプルにバスドラムとハイハット、スネアのリムショット中心で、たまにタムとシンバルが入ります。

3段目は Grand Piano 。そのものズバリのピアノの音です。
レゲエらしい後ノリのリズムキープをしています。

4段目(2枚目の1段目と同じ)は Brass Ensemble で、トランペット、トロンボーン、サックスのホーンセクションの音です。
これで今回はのんびりした、ちょっとダルめのメロディーラインを鳴らしています。名前はブラスアンサンブルですが、キーボードのくくりの、"その他のサウンド" の中にあり、鍵盤で音を出します。

5段目(2枚目の2段目)が再び Grand Piano 。ここから下の3段は、ディレイが掛かったダブバージョンの音を出しています。
GarageBand では、曲の途中で音質や音の定位を変える事が出来ないので、こういう事をしたい時には別にトラックを作らなければなりません。

2枚目の3段目は、そんな訳でまたドラムの SoCal が出て来ます。
こちらはほぼディレイを掛けたリムショットの音を出しています。

2枚目の4弾目は Brass Ensemble のダブバージョン。
この音にディレイを掛けるとワンワン反響して、それこそ本当にカオスなダブっぽいサウンドになります。


Noodles Dub
Noodles Dub セクション2
このスクショ写真は、2セクション目の全パートで、16小節あります。
下3段のダブのパートは音を出していないので省略します。
ここでは敢えてまだダブ色は出さずに、ホーンセクションが入った、のんびりとした単調なレゲエという感じにしています。
尚、1セクション目は2小節だけで、曲の頭の無音部分を作る為と、ドラムのイントロだけのセクションなので、これも省略しています。



Noodles Dub
Noodles Dub セクション3(1)
こちらの2枚が3セクション目です。
8小節だけの短いセクションで、音が入っているのはベースとドラム、ピアノだけですが、雰囲気がちょっと怪しくなり、ピアノに深めのリバーブとディレイを掛け、同じくディレイを掛けたスネアドラムのリムショットも加えて、ダブバージョンへの橋渡し的なセクションにしています。
Noodles Dub
Noodles Dub セクション3(2)
本当はディレイの間隔を替えてもっと混乱した感じにしたかったのですが、ディレイタイムは調節できても、ピッチは自動的に曲のテンポに同調したもの以外、選択の余地が無いので、ちょっと単調になってしまいました。



Noodles Dub
Noodles Dub セクション4(1)
こちらの2枚が4セクション目。
16小節あり、基本のベースとドラム、ディレイが掛かったスネアのリムショットが単調なリズムを刻む中、同じくディレイを掛けたホーンセクションがワンワン響いています。
Noodles Dub
Noodles Dub セクション(2)
本当は、このパートはもっともっと長くしてカオスなダブの世界を広げたかったのですが、今回はあくまでも自作動画のBGMとして曲を構成しているので、動画の長さに合わせてこれだけになりました。










Noodles Dub
Noodles Dub セクション5









こちらが最終の5セクション目。
13小節と半端ですが、実質的に曲は8小節で終わり、後はエンディングのパートです。
ここではダブ色は全て消え、最初の平和でのんびりとした雰囲気が戻って来て、ダブ以外の全パートの演奏で最後を迎えます。







以上、短い時間で曲の雰囲気がちょくちょく変わるのでちょっとせわしないですが、一応、ダブのさわりだけでも表現できていればと思います。
次は、もうちょっとダブの部分を増やした長めのバージョンを作りたいと思っています。


続いて、アートワークに関して少しだけ書いてみたいと思います。
アートワークも何も、ラーメンがド~ンと写っているだけですが(笑)

アイコン
Noodles Dub

これが、この曲のアイコンです。
これは、僕が大好きな名古屋のラーメン屋、ラーメン福 のラーメン(もやし多め)を画面いっぱいに写した写真です。
因みにラーメン福はチェーン店で、僕はいつも自宅と同じ天白区にある ラーメン福 島田橋店 に行っています。
ここはチェーン店なのに本当に美味しいラーメンが食べられます。本当に、毎回ため息ものです。

一応、今回は音楽の記事なのでラーメン屋の説明は最小限にしておきますが、興味のある方はこのブログの他の記事をご覧ください。
因みに、この動画を撮った時の記事は → こちら  (本編では動画を撮った事は特に触れていませんが)
福ちゃんに関しての記事なら、もう一つついでに → こちらもどうぞ

それでは、またよろしくお願いいたします。


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