カレーや中華用に買ったスパイスで
元々、色々なスパイスを組み合わせて複雑な味付けを...なんて、あまり得意な分野ではないのですが、最近、インドカレーや四川風の辛い料理の為に買ったスパイスを、ちょっと他の事にも使ってみようという探求心が湧きまして、というか、クセが強くて1回の使用量が少ないスパイスがいつまで経っても使い切れないという危機感を抱き、今回は、いつも和風で作る豚軟骨の煮込み料理に使ってみました。
スパイス風味の豚軟骨煮込み |
いかにもご飯が進みそうな茶色い仕上がり (笑)
煮込み料理ではありますが、軟骨周りの脂身から染み出した油 (ラード) を一切取り除かずに余分な水分を飛ばしていったので、最後は自分自身で出したラードに素揚げされる様な形になりました。
材料 |
そして、今回のメイン、スパイスの数々です。
数々と言っても6種類ですが。
五十音順 (並んでいる順) に、花椒、カルダモン、クミンシード、クローブ、シナモン、スターアニス。
今回の為に新しく買ったものはスターアニスだけです。
これは八角とも呼ばれる、中華料理では良く使われるもので、五香粉という調味料に入っています。因みにこの中には花椒やクローブ、シナモンも含まれていますが、一番目立つ味が八角で、五香粉の香りをかぐと、多分すぐに分かると思います。
クミンシードは正にインドカレーの風味。といっても辛さは全くありません。
この中で特に入れ過ぎ注意なのが、カルダモン、クローブ、スターアニス。
カルダモンとクローブが1粒、スターアニスはひとかけらだけです。
それ以上入れると、他が負けてしまいます。それほど香りの強いスパイスです。
最初に酒を沸かしてアルコールを抜き、醤油と砂糖、次いで豚軟骨を入れて浸るぐらいの水を入れます。
煮立ってきたらスパイス類と、生の生姜、ニンニクを加えて落とし蓋をし、煮詰めれば出来上がり。
こんな感じになりました。
表面は飴色に輝いて油でテカテカ、脂身は透き通った感じです。
もう、これはご飯が必須ですね。
肉の部分はホロッと柔らかく、そして軟骨は、鶏の手羽元煮込みほどではありませんがコリコリして、歯で噛み切れるくらいになっていました。
味は、やっぱり八角の風味が一番効いていますね。
逆に花椒の痺れは全く感じませんでした。熱で飛んでしまうのかも知れません。
クミンが生み出すカレー風の味はそこかしこに残っていて、良いバランスでした。
カルダモンとクローブも、きっとどこかで効いていた事でしょう。食べている時点では、はっきりとは分かりませんでした (苦笑)
そして...
煮込んだ鍋の翌朝の様子です。
染み出したラードが冷えて白く固まっていました。
浮いている粒々は、スパイスの残骸です。
これが結構良い香りで、ちょうど良い具合に味も付いていたので、翌日はこれを使ってチャーハンにしました。
次回はその模様を。
では、今回の動画です。
一応、各スパイスの使用量が分かりやすい様に編集してありますが、あくまでも参考ですのでお好み次第です。
が、しかし、八角だけは決して入れ過ぎません様に。
いかがでしたか?
あ、それと、煮込みを早めに終わらせて低温調理で、などと考える方もいらっしゃるかも知れませんが、そうすると軟骨は噛み切れないし脂身から油は抜けてないしで、悲惨な事になる可能性がありますのでお気を付けを。
では、今回はこの辺で。
また次回もよろしくお願い致します。
ランキングに参加しています。こちらをクリックしていただけると有難いです。
↓
0 件のコメント:
コメントを投稿