懐かしい柿の葉寿司
先月、日帰りで東京に行った時の事をもう少し。帰りの新幹線に乗る為に東京駅に戻って来て、その日の夕食にする為に弁当でも買おうかとなってグランスタ東京内を歩いていました。
やっぱり弁当だろうなと思っていてふと目に入ったのが、笹八という店の柿の葉寿司。
柿の葉寿司と言えば奈良県の吉野。
もう20年以上も前、洞川温泉に行った時に食べたなぁなんて一瞬遠い目になりました。
洞川も吉野郡なので、本場と言って間違い無いでしょう。
本当に美味しかった。
紀伊半島のど真ん中に位置する山の中の村で食べる寿司。
その保存技術に由来する凝縮された旨味の塊が、もう、よだれを呼んで呼んでどうしようも無かったのです。
さて、今回いただいた柿の葉寿司ですが、奈良県吉野郡にある笹八という会社のものです。
笹八の柿の葉寿司 |
こちらが外装です。
手前が「彩色涼味 夏の柿の葉寿司」という夏限定の創作柿の葉寿司で、奥が定番の柿の葉寿司。
柿の葉寿司 詰合せ八個入り |
僕は主にこちらをいただきました。
鯖、鯛、鮭の3種類の柿の葉寿司が合計8個詰合せになっています。
箱を開けるとこんな感じでビッシリと。
柿の葉の香りがフワッと立ち昇ります。
しかし3種類入っていると言っても、これだと、とれがどれだか分からないですよね。
まあ、何が出ようと、どれでも美味しそうなので良いですけど。
と言っても、同じのだけ連続すると勿体無い気はしますね。
大丈夫です。
ちゃんとどこにどれが入っているか分かる様に、中にこれが入っていました。
鯖が4個に鮭と鯛が2個づつ。
図を見ながら開いていき...
さば、たい、さけ |
3種類揃えて並べてみました。
懐かしいですね。
地元のピアゴでたまに駅弁大会みたいな催しがあり、柿の葉寿司も買おうと思えば買えるのですが、何となく買いそびれていました。
それはさておき、このピシッと整った形と、ぴったりと飯にくっ付き、柿の葉の折り目の凹凸まで写っている魚の表面の照り。
摘まんでかじってみると、適度に水分が抜けて微かに粘りのある食感で、熟成され、凝縮された風味が口の中に広がり、鼻に抜けて行きます。
保存の為に考えられた製法が、ここまで食べ物の味を高め得るものだろうかと感心させられます。
定番の鯖も脂が乗っていて勿論美味しいですが、鮭好きの僕としては、鮭がものすごく気になっていました。
スモークサーモンも好きですが、こちらの鮭も脂の乗りはそのままに味が濃縮されて甘味に溢れ、酢飯との相性も抜群。
鯛も甘みがあって香ばしく、独独のクセがそのまま強調されて美味しかったです。
鮭も鯛も白身魚なので食感的には似ているところがあり、寧ろ鯖の方が独特の食感と味に感じられました。
彩色涼味 夏の柿の葉寿司 |
こちらは主に妻が食べました。
夏限定という事で涼やかな薄緑色の紙に包まれた、細長いパッケージです。
開けてみると、7個の柿の葉寿司が1列に並べられていて、一番端の一つは柿の葉ではなく紫蘇の葉で包まれています。
紫蘇の葉で包まれていたのはこれまた珍しい鯵。
1個だけで妻が食べたので、残念ながら味は分からずです。
2個づつのものはそれぞれ、鯖がわさび、鮭はゆず、鯛は生姜が、粒ゴマと共にご飯にまぶされています。
それぞれ相性を考えての選択だと思われますが、どれも良い味を出していました。
定番のものも勿論美味しいですが、こちらも薬味入りのご飯が魚の脂を和らげ、後味を軽く感じさせてくれました。
尚、どちらの詰め合わせにも生姜の甘酢漬けと醤油が入っていましたが、醤油は使わずにいただきました。
グランスタ東京内の売り場は、柿の葉寿司が食品サンプルを交えて何種類かディスプレイされていました。
また、柿の葉寿司だけでなく、焼き鯖の棒寿司や駅弁風のものも売られていました。
棒寿司も本当に美味そう、というかもう、美味いに決まっているんですけど、折角念願の柿の葉寿司が目の前にあったので、選択から外れてしまいました。
また機会があったら、今度は棒寿司を食べてみたいと思います。
笹八のホームページは → こちら
では、今回はこの辺で。
また次回もよろしくお願い致します。
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