懐かしいだけじゃない
久しぶりに千駄ヶ谷のホープ軒に行きました。
名古屋から実家の秋田に帰るのに、夜行バスで早朝のバスタ新宿に着き、その日の夜中に秋田行きのバスに乗るまでフリー。
東京でそんな時間に何か食べるとしたら、千駄ヶ谷のホープ軒しか無いでしょう?
という訳で、キャスター付きの旅行バッグを転がして総武線で移動。建設中の新国立競技場を眺めながらトボトボ歩いて行きました。
いただいたのがこちら。
ラーメン 800円 |
基本のラーメンです。
油膜の上に背脂が浮いた、薄茶色に濁ったスープにチャーシューが1枚。その下にもやし。メンマが添えられています。
背脂が浮いたギトッとしたスープはまさにホープ軒が始祖の様なもので、この店があるからこそ背脂ラーメンというジャンルが広まったと言っても過言ではありません。
これがそのスープ。
とにかく熱いです。しかも、ビシッと張った油膜の為になかなか冷めてくれません。
でも無理してすすってみると、油と醤油のダブルの甘味が口中に広がり、懐かしさと共に「うん、やっぱりこれだ」という気にさせてくれます。
熱いスープに浸かっているので当然ながら麺も熱い。
このほぼストレートで太めの麺が、間にスープを絡め取って口に運んでくれるので、口の中でスープと麺がちょうど良い具合に混じり合うのです。
チャーシューはバラ肉を巻いたもので、しっかりとした歯応えがあり、タレの味と肉自体の味のバランスが良く取れています。
卓上の調味料 |
油っぽいギトッとしたスープにはニンニクと唐辛子の辛味が合いますね。
そして、麺をほとんど食べ終える頃になってエライ事に気づいてしまいました。
それが…
取り放題のネギ |
カウンターの棚上に提供されていた取り放題のネギ。
俯いてラーメンを啜っていたら、入れるのを完全に忘れてしまいました (汗)
取り敢えずちょっとだけ取ってほとんど最後のスープに入れましたけど、これが悲しいほど美味かった (泣)
という訳で、朝の6時からギトギト背脂ラーメン完食・完飲です。
口の中は油とニンニクとネギの香りが渾然一体。
旅行中で人と会う予定も無いのでどうでも良いですわ。
店舗外観 |
新国立競技場の、都道418号線を挟んで向かいにあります。
交差点で言うと、観音橋交差点近く。
因みに、店があるのは渋谷区千駄ヶ谷ですが、都道を挟んだ国立競技場は新宿区霞ヶ丘町です。
券売機 |
店先に券売機が2台。
ラーメンは800円。チャーシューメンは1050円。
前回来たのは4年ぐらい前で、その時は確かラーメンが700円でした。
店舗に入ると頭上にもメニューが貼ってあります。
カウンター |
1回はカウンターのみの立ち食いスタイル。
2階と3階は座れます。
昔、1度だけ3人ぐらいで来た時は2階で座って食べた記憶がありますが、カウンタースタイルだった様な気がします。大抵は一人で1階で食べていて、3階は1度も行った事がありません。というか、3階にも客席があるなんて、最近まで知りませんでした。
卓上の調味料 |
卓上の調味料は先程書いたおろしニンニクと辣醤 (ラージャン?) の他にコショウ、酢、ラーメンタレっぽいもの。使ったことが無いもので分かりません。
ネギはステンレス製のザルで山盛り提供されます。
水代わりにジャスミン茶がポットで置かれています。
おしぼりもセルフサービスですが入口のボックスに用意されています。
BGMは演歌の有線 (多分) で、かなりコアな曲まで流れていて、モロに昭和の雰囲気。
しかしこれがまた悪くない (笑)
4年前も深夜バスで早朝に東京に着いてこちらに直行しましたが、この店には懐かしさ以上の思い入れがあって、時代と共に廃れるなんて事はあり得ない、僕にとって忘れ得ぬラーメン屋の一つです。
このブログを始めるきっかけとなった随筆の第一話にもこの店が出て来ますので、よろしければお読みになってみてください。→ 一杯の追憶 (第一話)
では、今回の動画です。
今回は店の独特の雰囲気を味わっていただく為に、敢えてオリジナルBGMを入れませんでした。(この方が良いならこれからもそうしますけど 笑)
いかがでしたか?
昭和でしょう? (笑)
また機会があったら行きたいですね。
三田の二郎さんも結構早い時間からやってますけど。
ホープ軒 千駄ヶ谷
【住所】東京都渋谷区千駄ヶ谷 2-33-9
【営業時間】24時間
【定休日】無し
おまけ…
今回行ってみたら新国立競技場の囲いが無くなっていて、外観はほぼ完成している感じでした。
いよいよ来年ですね。
と言うか、ここでラグビーのワールドカップも出来れば良かったのに。
それでは、今回はこの辺で。
また次回もよろしくお願い致します。
YouTubeのチャンネル登録をお待ちしています。→ こちらからどうぞ
ランキングに参加しています。こちらをクリックしていただけると嬉しいです。
↓
0 件のコメント:
コメントを投稿