子供の頃以来
久しぶりに十和田湖に行ってみました。
十和田湖と言えば手漕ぎボートですが (あくまでも個人的に) 、この日はあいにくの雨で貸しボート屋は店仕舞い。観光客もまばらで寂しいものでした。
実は次に十和田湖に行ったらやってみたいとずっと考えていた事があり、今回遂にそれを実行に移す事が出来ました。
それは、十和田神社に行って裏山に登る事。
なんて、こう書くと悪ガキがなにか悪さをする様に聞こえますが、実は十和田神社には奥の院と呼ばれている場所があって、そこまで登ると中湖という十和田湖で一番深い場所のすぐ近くの岸まで降りて行けるんです。
説明がちょっと難しいので、それはまた後で。
とにかく十和田神社まで行かないと話は始まらないので、行ってみました。
十和田神社 拝殿 |
こちらが拝殿。
杉林の中に立派な建物が鎮座しています。
当日はずっと雨がそぼ降る天気で肌寒いぐらいでしたが、周囲の緑が冴えて荘厳さが更に増した感じです。
十和田湖 |
場所は十和田湖に突き出た二つの半島、中山半島と御倉半島の内、西側の中山半島の付け根に当たります。
恵比寿大黒島 |
島の中に恵比寿神社と大黒神社がある恵比寿大黒島がある辺りに「開運の小道」という十和田神社に通じる森の中の道の入口があり、それに沿って行くと間も無く、十和田神社のある山の麓に付きます。
手水舎 |
そこに手水舎と御神木があり、先ずそこで手を清めましょう。
怖い顔した龍神さんがお出迎え。
十和田神社が祀っているのは十和田湖に潜む竜神さんですからね。(ホントか?)
年季の入った狛犬さんが鳥居の手前で見張っています。
狛犬さんに見送られて結構急な石段を登って行くと、トップの写真にある様なお社がある平地に行き着きます。
お参りしてから拝殿の右側に回り込んでみると...
拝殿、幣殿、本殿 |
立派な拝殿の背後にある本殿と、そのふたつを繫ぐ幣殿を真横から見る事が出来ます。
本当に立派な造り。
摂社、末社 |
ところで、十和田神社にはこれ以外にもまだ見るべきものがありまして。
十和田湖に突き出た中山半島というのが結構切り立った崖の様な地形で、その根元の様な場所に十和田神社があるのですが、半島の向こう側、つまり2つの半島の間にある中湖側に抜けられる道があるんです。
当然、かなり急峻な坂道を登って行かなければならないのですが、頂上を越えたところには冒頭で述べた奥の院があります。
それが、森の中に続くこの階段。
占場の由来 |
その入口に看板があります。
この "占場" というのが、やはり冒頭で述べた中湖の岸辺に降りたとろにある伝説の場所です。子供の頃、1度そこまで降りて行った事があって、今回も行ってみたいなと思っていたのですが...
今は降りて行けない様です。
後で神社の方に聞いてみたところによると、東日本大震災以降、崖が落石で危険だという事で通行禁止となっているという事でした。
細い鉄のハシゴで降りて行くんですが、そのスリルといったらなかなかのものなんですけどね。しょうがないです。
とにかく、奥の院までは行ける様なので階段を登ります。
この階段もかなり急ですが、僕が子供の頃はこんな階段ではなく、木の根っこを足掛かりにして登って行った記憶があります。
着きました。
向こうに見えるのが、十和田山青龍大権現を祀る祠です。
奥の院・十和田山青龍大権現 |
前まで来ました。
何か近寄りがたいものを感じます。
それよりも僕としては、向こうに見える湖のほとりまで降りて行きたかった...。
白く光っていて、写真では良く分からないと思いますが、木立の向こうには遠く湖が広がっています。
少し先に、崖に張り付くように設えられた鉄のハシゴがあり、それで降りて行った所が占場と呼ばれる場所です。
まあ、そこまで行くのは諦めて、引き返しました。
来た時とは別の道を通って戻ると、お土産屋や旅館などが集まる賑やかな界隈に出ます。
まあ、こちらから入るのが順当なところという事になると思います。
開運の小道というのがいつ出来たのか分かりませんが、火ノ神や山ノ神、天ノ岩戸なんかがあったりして面白かったです。
面白がっちゃいかんか (苦笑)
杉木立が作る深い森の奥に佇む伝統ある神社。
神秘的な湖の伝説とも絡み合いながら、太古のロマンも想像させてくれます。
では、今回の動画です。
十和田湖の風景から十和田神社、奥の院まで登って行きます。
BGMはオリジナルです。
いかがでしたか?
奥の院への坂道ではかなり息が切れましたが、木立から透かし見る神秘の湖の美しさは格別でした。
十和田神社
【所在地】青森県十和田市大字奥瀬十和田湖畔休屋 486
それでは、今回はこの辺で。
また次回もよろしくお願い致します。
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