最大限の賛辞を込めて「普通」と言おう
「普通に美味い」という表現をよく聞きますが、褒めてるんだか小馬鹿にしてるんだかよく分かりません。
第三者同士で「あそこの店、普通に美味いよね」などと話していたら、そこそこ褒めている様には聞こえますが、料理を作った当人に「普通に美味いね」なんて言ったら、人によっては「とっとと出てけ」と怒鳴られそうな気がします。相手を選んで言う必要のある言葉でしょうね。
おミシュラン掲載の店なんて出入り出来る経済的余裕も無いし、普通に美味い中華屋で飯が食えたらそれ以上のラッキーは無いと思って日々暮らしているワタクシですが、このほどそんな店に当たりました。
名古屋市東区にある「天津楼」という店です。
初訪でランチをいただきました。
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| ランチ② ミニ天津飯、ラーメンセット 820円 (税込) |
中華屋によくあるランチのラーメンセット。
チャーハン、ミニ中華飯、ミニ天津飯、餃子ライスとのセットがある中、店名からしたら当然これでしょうのミニ天津飯セット。
天津飯大好きなんです。
自分でまともに作った事はまだ無いですけど。
まずはラーメンのスープから。
どこから啜っても、町中華の味わいですね。
あっさりとして香りの良い醤油スープ。
ラーメンの具材とも当然合いますし、おかず (？) の天津飯のスープとしても秀逸。
これぞ中華屋のラーメンという感じです。
麺。
黄色味の強い中太縮れ麺。
結構硬めの茹で加減で、縮れ具合も良好。
啜る時に唇を通っていく感触が気持ちいいです。
チャーシュー。これが絶品。
トロトロの煮豚も美味しいですが、こういう味の染みた中華屋の焼豚も本当に美味しいですよね。甘味たっぷりの脂身もじっくりと堪能出来ました。
天津飯。
注文すると間も無く、小ぶりの丼に入って真っ先に登場します。
シンプルな玉子焼きがたっぷりの餡に浸っています。
玉子焼きは硬めで香ばしく、その下にご飯がギュウギュウに埋まっていました。
餡も硬めのとろみで、味付けは甘めで優しい。
中はネギと麩みたいな物が入っていました。
丼は小ぶりですが意外なボリューム。
香ばしくて美味しい天津飯でした。
ミニ天津飯とラーメンどちらも完食・完飲。
腹いっぱいになりました。
そして、まさに良い意味で「普通に美味しい」です。
普通である事のありがたさを噛み締めながらいただきました。
名古屋市東区の東片端 (ひがしかたは) 交差点。
外堀通りと国道41号線の交差点の上に、空港線と名古屋高速1号楠線、名古屋高速都心環状線の高架が作る、地図で見ても特徴的な二等辺三角形が被さっている場所の付くにあります。
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| 店舗外観 |
店舗正面。
もうこの佇まいから昭和そのものという感じです。
行った当日は「餃子の日」との事で、店内にいる間は、餃子のテイクアウトのお客さんがひっきりなしに訪れていました。
入ってすぐの所に手指消毒用のアルコールが置いてあります。
店内は６〜７人掛けのテーブルが４脚と10人掛けのＬ字カウンター。
こちらは店に入ってすぐ左のテーブル。
入口を挟んで反対側のテーブル。
真上にテレビがあります。
奥に更にテーブルが２つ、壁に沿って続きます。
一番奥の天井近くに、昭和の古い店によくあったタイマイ (かな？) の剥製。
鮮やかな紅のカウンターも、木の部分は表面の塗装が剥げて年代物の風格を醸し出します。
卓上の調味料達。
ラー油、塩、ソース、おろしニンニク、酢、醤油、コショウ。
メニューは店内外に張り出されていて、席に着いて注文し、支払いも食後に席でします。
BGMはテレビの音。
では、今回の動画をご覧ください。
入店から退店までを編集してみました。
BGMはオリジナルです。
いかがでしたか？
料理も店内の雰囲気も、まさに That’s 昭和という感じでしょう？
ただし一つだけ、店内は終日禁煙です！ (拍手👏)
以下、参考までに店頭の掲示物を全部撮ってみました。
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| 営業案内 |
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| ランチメニュー |
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| ディナーメニュー |
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| テイクアウトメニュー |
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| 月ごとの店休日案内 |
【住所】名古屋市東区泉 2-1-22
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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また次回もよろしくお願い致します。
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