秋田で作ったきりたんぽ
秋田の郷土料理「きりたんぽ」 |
事情があって一週間以上、田舎の秋田に帰っていました。
今回から何回かに渡り、その間に作った料理をアップしていきたいと思います。
設備や調理器具、食器までもがびっくりするぐらい違うので僕もかなり面喰らってしまいましたが、慣れない環境でなんとか頑張りました (笑)
1回目は田舎・秋田と言えばのきりたんぽ。
秋田県は北東部の郷土料理で、マタギの山での非常食である「たんぽ」と比内地鶏のスープがくっ付いた美味しい鍋です。
こちらが実家の近所のスーパーで売っているたんぽ。米をすり鉢ですり潰して串に握り付けて焼いたものです。商品名は「きりたんぽ」ですが、このたんぽを鍋に入れる為に切って初めて「きりたんぽ」となります。
このたんぽを鹿角 (かづの:現在の市) を開拓したマタギが山で獲った熊や猪の肉と一緒に鍋に入れて食べたのがきりたんぽ鍋の始まり。現在では隣の大館市にある比内町の地鶏と合わせて食べるのが定番になりました。
本当は比内地鶏のガラで出汁を取ってから酒と醤油、砂糖 (或いは酒ではなく味醂) で味付けし、地鶏の肉、ゴボウ、舞茸、ネギ、きりたんぽ、セリを入れるのが基本ですが、以前、きりたんぽのお手軽なご家庭版である だまこ鍋 を紹介した時と同じ様に、出汁取りと具材を兼ねて鶏の手羽元を使いました。
この他、人によっては大根やニンジンを入れたり山菜を入れたりというバリエーションがあり、僕もしらたきと大好物の油揚げを加えています。
ただ、たまに勘違いなさっている人がいて、そりゃ無いよ〜と思う事があるんですが、しょっつるは同じ秋田でも県の反対側の海の食材なので、きりたんぽには絶対に入りません。
ちょうど良い取り皿が見つからず、やたら浅い小鉢に無理矢理盛り付けました。
汁をたっぷり吸ったきりたんぽが美味しいです。
自分で作っただまこはどうも緩過ぎみたいで、買ったきりたんぽはもっとしっかりしているので、それほどポロポロと型崩れしないですね。
そして、手羽元は肉がホロホロと骨から外れて来て美味しく、軟骨もポリポリ食べられました。
セリや舞茸、油揚げなど他の具材も絶対に外せません。
では、今回の動画をご覧ください。
手羽元を煮るところから始まります。
BGMはオリジナルです。
いかがでしたか?
セリの根は、慣れない方には大丈夫か? と思われるかも知れませんが、独特のクセが鶏ガラ醤油のスープにすごく合うので是非捨てずに試してみてください。
さて、きりたんぽ鍋の〆です。
鍋に残ったクッタクタのきりたんぽを翌朝食べるのが定番らしいんですが、あいにくきりたんぽが残るという事が無いので…
ちょうど稲庭うどんの切れっ端を集めたものが家にあったので、茹でて水で締めてから残り汁に放り込んで一緒に煮てみました。
上に書きましたが、稲庭も鹿角とは全然別の土地なので、本当は一緒にするものではないかも知れませんが、うどんならいいんじゃないかと。
稲庭うどんは本来、細麺なのですが、これは麺をぶら下げて干した時に棒に掛かっていた部分なので平打ちっぽくなっていて、きしめんみたいにひらひらしてツルツルで、しかもコシがあって良い食感でした。
YouTubeのチャンネル登録を是非お願い致します。→ こちらからどうぞ
ブログランキングに参加しています。こちらをクリックしていただけるとありがたいです。
↓
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、今回はこの辺で。
また次回もよろしくお願い致します。
また次回もよろしくお願い致します。
0 件のコメント:
コメントを投稿