10月 31, 2019

豊海埠頭散歩

昼の眺め


朝潮運河を朝潮小橋で豊海埠頭に渡った。
住所地で言うと、晴海から勝どきに移ったという事になる。
豊海埠頭と言っても一般には馴染みが無いかも知れないが、隅田川を挟んで築地の対岸に当たる埋立地にあり、東側から佃島、月島、勝どき、そして西の端が豊海と呼ばれる。
浅草から台東区、江東区を縦断して来た清澄通りのどん詰まりである。
そして、僕は未だに見た事は無いのだが、夜景マニアの間にこそ知られている場所らしく、グーグルマップの豊海埠頭に関する投稿のメインは、そういった写真で占められている。
豊海埠頭は海産物に関する荷揚げがメインで、会社も停泊している船もその関係の物ばかり。一度、真っ白に凍りついたマグロが数体、道端に停まっているトレーラーの荷台のコンテナから覗いているのを見掛けた事がある。

この埠頭の隅田川河口に面した側にある、内海の様な、湾の様なのんびりとした風景を久しぶりに眺めたくて、ここまで歩いて来た。

豊海埠頭

これがその風景。豊海の北西側に当たる。
四角く切り取られた中を揺蕩う水面の彼方、築地大橋を潜って竹芝埠頭を目前にした隅田川の向こうは汐留から浜松町辺りのビル群で、写真右端の近景の緑は浜離宮である。浜離宮以外は相当に変わったと思われるがあまり憶えてはいない。
一方、こちら側は全く変わっていないのではないかと思われるほど、記憶通りの長閑な風景である。


僕がこの界隈によく来ていた頃は、ここにも船が停まっていた事がよくあったが、今はどうなのだろう。


埠頭内の狭い道を走り回るトラックに気を付けながら西側に回ってみる。対岸は竹芝桟橋 (竹芝埠頭) である。
船舶関係の大学の持ち船が停泊していた。これは確か、当時からそうであった。



少し視線を移すと日の出埠頭や芝浦埠頭、その向こうに浜松町から田町辺りの街並みを遠く見渡す事が出来る。

レインボーブリッジを望む
レインボーブリッジ

桟橋を外れて晴海側の角まで来ると、レインボーブリッジがすぐ先の中空に掛かっている。その下に覗いているのは品川埠頭から大井埠頭にかけてのガントリークレーンの列である。

朝潮運河と建設中のオリンピック選手村

そのまま角を曲がると、さっきまでいた朝潮運河側に出る。
対岸の正面には、さっきフェンスの先に見た工事現場が広がり、その奥には晴海の客船ターミナルの四角錐の屋根が覗いている。

遠くにレインボーブリッジを望む

こちら側は実際に船が接岸する岸壁の際まで行く事が出来る。
黒ずんだコンクリート、形の崩れた申し訳程度の防舷材。色の剥げた車止め。15〜6年前と何も変わっていない気がする。

晴海客船ターミナルを望む

最後はあそこまで行ってみよう。



よろしければこちらも併せてご覧ください。

朝潮運河今昔

晴海埠頭今昔

豊洲今昔 (※この記事のみ約1年の隔たりがあります)






それでは、今回はこの辺で。
また次回もよろしくお願い致します。


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